Youtubeスキップ不可5連続広告の仕様変更に関する考察

こんにちは、noダーマです。

Youtubeやその他動画配信サービスを視聴していると必ず目の当たりにする1つの問題「広告」

日常的に動画視聴を行う方であれば誰しも、再生直後ないし再生途中で広告が再生されイラっとした経験が1度はあるのではないでしょうか。

さて先日「Youtube広告」に関して衝撃的なニュースを目にしました。
その内容はなんと、スキップ不可能な広告が最大5つも流れるというもの。
参考:livedoor NEWS『YouTubeが「スキップ不可の5連続広告」まもなく開始、先行実装されたユーザーから阿鼻叫喚の声

上記記事によると、試験的に導入されており今月中には実装予定とのことです。

1つあたりの広告は5~6秒程度のようですが、それでもトータルしたら30秒。

悪い冗談だと思いたいところですが、Twitterにて5個から10個のスキップ不可が流れたとの投稿が見受けられたので残念ながら本当みたいですね。

はっきり言ってユーザーにとっては改悪でしかないですが、なぜGoogleはこのような仕様変更に踏み切ったのでしょうか。

今回はYoutube広告仕様変更の理由について考察した内容となります。

なお仕様変更の明確な理由はGoogleから明かされておらず、あくまで私個人の意見ですのでその点はご了承ください。

目次

広告出稿数が増えすぎた

まず1つはYoutubeに広告を出稿する広告主が増えすぎて、最大2つの広告枠では賄いきれないというもの。

Youtubeに限った話ではありませんが、基本的に広告は枠の奪い合いです。
そのため、広告主は少しでも多く自らの広告が表示されるように様々な工夫を施しております。

しかしYoutubeの普及とともに広告出稿数が増え、表示回数・視聴回数が全体的に右肩下がりになってしまったのではないでしょうか。

例えば広告にはCookieを参照して、そのユーザーが興味あるジャンルに近しいものを表示するアルゴリズムがあります。

完全なランダム表示ではないにしろ、全体の分母が増えれば増えるほど1つの広告が表示される確率は低下してしまいます。

広告主側にしてみれば、広告を出しても十分な効果が得られないのであれば、広告を止めるか、別のプラットフォームを使うなどの選択をするでしょう。

プラットフォーマーのGoogleにとっても現状は好ましくないため、改善策として広告枠を2つから5つに増やしたのではないでしょうか。

Googleも企業である以上、無料で動画視聴しているユーザーよりも、広告料を支払ってくれる顧客の意見を優先するのは当たり前のことです。

ショート動画の流行

TikTokの台頭とともに、Youtubeでも数秒~数十秒のショート動画が広まりました。

Youtubeの仕様として動画に広告を付ける(収益化する)ためには、ある程度動画の長さが必要になります。

つまりショート動画には基本的に広告が付かないため、広告主側からしてみれば広告が出る機会が減っているという状況なのです。
※仕様が変わって今後ショート動画にも広告が付くようになるという話もありますが。

事実Googleの親会社であるAlphabetが発表した2022年4月~6月の決算報告では、Youtubeの広告収益が予想よりも増えなかったとのデータがあるため、小さくない影響が出ているのでしょう。
(前年同期比7%増予想のところ4.8%増)
参考:『Alphabet Announces Second Quarter 2022 Results

まとめ

こうして考察してみると、仕様変更は致し方無い側面もあるのかなといったといったところです。

納得できるかは別の話ですが

広告の出ないブラウザやプラグインなど、対抗策への需要がさらに高まりそうですが、Youtube側もそれに対する対策でいたちごっこになりそうな予感ですね。

頻繁にYoutubeを視聴するいちユーザーの意見としては、広告を5連続にするならせめてスキップ可にしろよとは思います。

それではまた次回お会いしましょう。

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