こんにちは、noダーマです。
先日MicrosoftからWindows11のアップデートが配信され、米国でAndroidアプリサポートがプレビュー版として一般公開されました。
Androidアプリが動作可能であることがWindows11の特徴として強く押し出されていただけに、日本での一般公開が素直に楽しみです。
以前Googleが2022年以降に向けて、WindosPCでAndroid向けゲームアプリが遊べるエミュレーターを開発中であるとご紹介しましたが、Googleとどう差別化を図っていくのかも気になりますね。
またプレビュー版の一般公開と合わせて、Androidアプリが動作可能なWindows11PCの最小要件が公式より発表されました。
はたしてどれくらいの要件が必要になるのか、そして自分のパソコンがその要件を満たしているかの調べ方について解説します。
目次
Androidアプリが動作可能な最小要件

内容を見る限りでは要求される条件はそう厳しくない、という印象です。
下記の表はMicrosoft公式ページにある要件詳細から引用したものになります。
※引用:Microsoft『Install mobile apps and the Amazon Appstore』
RAM | 8 GB(最小) 16 GB(推奨) |
ストレージ | ソリッド・ステート・ドライブ(SSD) |
CPU | Intel Core i3 第8世代(最小) 以上 AMD Ryzen 3000(最小) 以上 Qualcomm Snapdragon 8c 以上 |
CPUアーキテクチャ | x64 または ARM64 |
仮想マシンプラットフォーム | 設定を有効にする必要あり |
いきなり専門用語を出されても分からないよ!という方もいるかと思いますので、1つずつ解説していきます。
RAM
パソコンのメインメモリのことで、RAMとはRandom Access Memoryの略です。
RAMのサイズは作業用領域の大きさであり、そのサイズが大きいほど、より多くのアプリやソフトウェアを同時に動かすことができます。
最近発売されたパソコンは、8GBもしくは16GBのメモリを搭載しているものも増えてきました。
あるいはスロットにまだ空きがある場合は、メモリを増やすという方法でも要件をクリアできるでしょう。
ストレージ
パソコンの記憶装置です。
かつてはHDD(ハードディスクドライブ)が主流でしたが、近年はより高性能なSSDを搭載するパソコンも増えてきました。
HDD搭載のものをSSDに入れ替えることも不可能ではありませんが、すべての機種が対応しているわけではなく、あまり詳しくない人が手を出すことはオススメしません。
もしご自身のパソコンがHDDの場合は、素直にSSD搭載型のものに買い替える方が無難かと思います。
CPU・CPUアーキテクチャ
CPUは中央演算制御装置で、プロセッサーとも呼ばれます。
※Microsoftの公式ページ上だとプロセッサー表記
ハードウェアおよびソフトウェア・アプリから受け取るすべての命令を処理する役割を持ちます。
上記表に記載された内容はCPUの型番であり、ざっくり説明すると3種類のCPUが対応しているということです。
では3種類のうち「どれが一番いいの?」と思う方もいるかもしれませんが、特にこだわりがなければどれでもいいと思います。

CPUは選択基準が人によって様々なので、一概に〇〇が良いと言いにくいのが難しいところです
CPUアーキテクチャとは、CPUの基本設計のことを指します。
こちらもすごく簡単に説明すると、CPUが受けた命令をどのように処理するのかを決めているものです。
「x64」「ARM64」いずれもアーキテクチャの種類であり、「そういうものがあるんだ」くらいの認識でOKです。
こちらも特にこだわりがなければ、どちらでもいいと思います。
仮想マシンプラットフォーム
コンピューター上に作られた別環境のコンピューターのことを「仮想マシン」と呼びます。
仮想マシンプラットフォームとは、その仮想マシンが動作するための環境のことを指し、Androidアプリを動作させる際にもこの仮想マシンを使います。
設定を有効にする方法は別途それ単体で解説する予定です。
パソコンの要件の調べ方

これまで最低要件について解説してきましたが、次に気になるのが自分のPCがその要件を満たしているのか?ということでしょう。
PCのカタログを確認する
「PCの型番や機種名+スペック」などのキーワードで検索をかければ、わりと簡単にオンラインカタログが見つかるでしょう。
カタログのスペック欄に先に挙げた要件のほとんど記載されていると思いますので、こちらを確認するのが簡単かつ確実かと思います。
システムのバージョンを確認する
「設定」>「システム」>「バージョン情報」を選択すると、下記の通りそのPCのバージョン情報が確認できます。

それぞれ「プロセッサ」「実装RAM」「システムの種類」を参照してください。
タスクマネージャーのパフォーマンスを確認する
Ctrl+Alt+Deleteキー同時押しからタスクマネージャーを起動し、「パフォーマンス」を表示することでも確認が可能です。
起動すると下記のような画面が表示されるかと思います。

こちらは「CPU」「メモリ」「ディスク」からそれぞれの要件が確認ができます。
あとがき
だいたい日本へは数か月遅れでやってくるため、我々がプレビュー版を使えるようになるのは春~初夏にかけてかなと予想しています。
今のうちから、まずどのアプリを動かしてみようか考えておくのも面白いかもしれませんね。
それではまた次回お会いしましょう。