こんにちは、noダーマです。
アパートやマンションにお住まいの方は「前の住居人宛の郵便物がポストに入っていた」という経験をされたことが1度はあるのではないでしょうか。
特に入居した直後などは発生しやすいと思いますし、事実私も何度も経験があります。
自分が他人の郵便物を受け取る立場だった場合はたいして気にも留めない出来事かもしれませんが、逆にかつての住所に自分宛の郵便物が届いていたとしたらいかがでしょうか?
誰が住んでいるかも分からない場所に届くって非常に恐ろしいですよね。
引っ越しする際に市町村区の役所へ転出・転入届を出すことは大抵の方が行っていると思いますが、そこで終わっている方は意外と少なくありません。
今回は郵便物から起こり得る個人情報漏洩のリスクと、つい住所変更を忘れがちなものについて解説します。
目次
郵便物から起こり得る個人情報漏洩

最初に挙げる点としては、第三者に自身の氏名とかつて入居していたことが知られてしまいます。
「個人情報」について解説した記事でも書いた通り、氏名というのはそれ単体で個人の特定が可能なほど強力な情報です。
名前からその人のSNSアカウントや、出身地、家族構成、職場など芋づる式にその他の情報まで入手されてしまう可能性もあります。
さらに郵便物の送り元からも、様々な情報を手に入れることが可能です。
例えば、何のサイトに会員登録をしているか、どんな趣味を持っているかなどといった情報や、あるいはもっとセンシティブな内容が知られてしまうかもしれません。
極端な例だと、督促状が届いてしまった場合はお金で苦労しているということが知られてしまうでしょう。
郵便物1通からでも重大な情報漏洩につながるリスクがあることは理解いただけたかと思います。
住所変更を忘れがちなもの
ここからは意外と忘れがちだけど、きっちり住所変更をした方がいいものをご紹介していきます。
銀行

口座開設した店舗に行く必要がある面倒さと、変更しなくてもお金の入出金は可能なことから特に忘れがちなものが銀行です。
(ゆうちょ銀行の場合はどこの窓口でも住所変更を受け付けてくれます)
銀行によっては、しばらく通帳記入していないとそれまでの明細記録をはがきで送付してくることがあります。
平日の日中に時間を作るのは大変かもしれませんが、銀行口座の住所変更は忘れず行いましょう。
会員サイトのプロフィール

こちらも変更せずともサービス利用は可能ですが、特に会員向けにお知らせや冊子を送付してくることがある場合は忘れず変更しておきましょう。
例えばあなたが女性でスポーツジムのお知らせが昔の住所へ送付されたままになっていた場合、ストーカーなどの被害に遭う可能性も考えられます。
最近はオンラインのサイトですぐに変更できることが多いので、忘れていたという方は今からでも最新の住所に更新しておきましょう。
他人の郵便物が届いたら

まず注意しなくてはいけないのは、他人の郵便物を勝手に開封したり捨てたりしてはいけないということです。
「信書開封罪」や「遺失物横領罪」で罪に問われる可能性もあります。
※参考:wikipedia『秘密を侵す罪』、『横領罪』

かくいう私も昔知らずに捨ててしまったことがあります…
ではどのように対処すればよいかというと、間違って届いた旨を記載した付箋などを貼って再度ポストに投函するか、最寄りの郵便局へ届ければOKです。
※参考:日本郵便『他人あての郵便物が届きましたが、どうしたらいいのでしょうか?』
あとがき
ペーパーレス化が進み電子メールでの通知もだいぶ広まってきましたが、重要書類は書留で送られてきますし、郵便という仕組み時代が完全になくなることはないでしょう。
近年はもっぱらメールやLINEで済ませることが多くなった新年のご挨拶ですが、未だにはがきの年賀状が届くとちょっとテンション上がったりします。
それではまた次回お会いしましょう。