こんにちは、noダーマです。
宅配便、書留などが家に届いた際に不在だったときに届く不在通知を装った詐欺が横行しています。
詐欺メール自体はかなり以前から存在しますが、手を変え品を変え現在でもその被害が無くなることはありません。
特に近年はその手口が巧妙化しており、日頃から警戒心を持っている方でも騙されてしまうケースも存在します。
今回は荷物の不在通知を騙る詐欺の主な手口と被害例、および対策方法について解説します。
目次
詐欺の手口

写真は先日実際に筆者に届いた詐欺メッセージです。
最近はメールの他、電話番号に対して送信するSMS(ショートメッセージ)でも送られる場合があります。
大前提として、不在だった場合に配達員が行う対応は「電話を掛けて確認」か「不在通知表を入れる」のどちらかです。
メールないしSMSで連絡をするといったことはまずあり得ません。
上記の写真を例にとっても、不審な点がいくつも存在します。
まずお届けした担当者の会社名や氏名が記載がありませんし、冒頭に宛先の名前(この場合は筆者の氏名)の記載もありません。
また内容もこんな淡白な文章で届くわけがなく、本当の通知であればもう少し丁寧な文章で記載されるはずです。
これはかなり分かりやすい例ですが、実際に存在する配達業者の社名を騙っている場合も存在します。
ですが先ほども書いた通り、不在通知をメールやSMSで行うといったことはあり得ないので騙されないようご注意ください。
被害例

詐欺メールにはたいていの場合、文章のどこかにURLが記載されています。
では万が一そのURLにアクセスしてしまった場合、どういった被害を受けてしまう可能性があるのでしょうか。
端末がウイルスに感染する
特に多いのはパソコンやスマホがウイルスに感染してしまうケースです。
身代金を要求されたり(ランサムウェア)、前々回解説した仮想通貨のマイニング処理を不正に実施させられるなどといった被害が想定されます。
個人情報が盗まれる
これもよくある例で、本物そっくりの偽サイトを作り、騙されてしまった人のログインIDとパスワードを不正入手して、個人情報が盗まれるケースです。
Amazonなどの大手ショッピングサイトを模しているものもあれば、個人で運営している小規模なショッピングサイトのように見せている場合もあり、一目だけでは判断が付きにくくなっているのが現状です。
詐欺メールの対策方法

ここからは詐欺メールに騙されない、被害に遭わないための対策方法についてご紹介します。
無視する
シンプルかつ鉄板の対策方法はやはり『無視』に限ります。
不在通知を騙るメールは全部嘘っぱちだと知っていればもう怖いことはありません。
仮に届いたとしても気にせずすべて無視しましょう。
知人に相談する
自分で判断するには少し不安があるという方は、知人の方に相談しましょう。
おそらく1人くらいは詳しい人がいて、はっきり詐欺だと教えてくれるはずです。
なんとなく怪しいと思ったあなたの勘はとても冴えています。
ぜひその感覚を大事にしてください。
実際に会社に問い合わせる
実在する会社の名を騙っている場合は、実際にその会社へ問い合わせてみましょう。
もしあなた宛に荷物を届けた記録がないと回答されたら、そのメールは間違いなく詐欺です。
名前を騙られた会社側への情報共有といった意味合いも含めて、問い合わせしてみるのは非常に有効です。
あとがき
最近はコロナウイルスの影響で家に居ることも多く、通販を使う機会が増えてきました。
しかし未だ買い物は直接店舗に行く方が好きだったりします。
特に書店は本来の目的以外にあれこれ見れるのが良くて、そこで思いかけず良い本と巡り合えることもあるんですよね。
まだまだ堂々と外出するのが憚られる世の中ですが、1日でも早くかつての日常が戻ってくるのを祈るばかりです。
それではまた次回お会いしましょう。