日本のMinecraftユーザーにランサムウェアの脅威!アカウント取引はダメ、ゼッタイ

こんにちは、noダーマです。

皆さんは『Minecraft』というゲームをご存知でしょうか。
土・木・石・鉄などといった様々なブロックを使い建築や農作業を行ったり、サバイバル・冒険ができたりなど、非常に自由度が高いゲームで、プレイヤーによって様々な楽しみ方ができるようになっています。

私もこのゲームが大好きで、探索や建築に夢中になっていて気が付いたらものすごい時間が経過していたなんて経験は何度もあります。

そんな「マイクラ」に関して先日気になるニュースを目にしました。
なんと日本のユーザーをターゲットにしたランサムウェアが横行しているとのことです。

ランサムウェアとは悪意ある動作をするプログラム「マルウェア」の一種で、ターゲットのコンピュータを使用不能状態に陥らせて、復旧の見返りとして身代金(ランサム)を要求するといったものです。
※過去にランサムウェアについて解説していますので、よければこちらもご覧ください。

ランサムウェアとマイクラ、一見すると何の関連性もないように思えますが、紐解いていくとこれまでのサイバー犯罪と同様にユーザー心理の隙をついた手口でした。

今回はMinecraft界隈で起きている問題と併せて、ランサムウェアの脅威を解説していきます。

目次

Minecraftが抱える問題

Minecraftはオンラインによるマルチプレイも可能です。
これはオンラインゲーム全般に共通する問題でもあるのですが、他人への嫌がらせをしたりチートを行うような悪質なプレイヤーが一定数存在します。

Minecraftにも盗難や破壊などを行う、いわゆる「荒らし」プレイヤーが存在し、以前より問題視されていました。
当然運営側もアカウントを凍結するなどの対策は行っているものの、荒らし側も凍結されてもいいアカウント(捨てアカ)を使うなど、いたちごっこになっているのは否めません。

この捨てアカ取得を目的としたアカウントの取引は、主に悪質プレイヤーを対象に掲示板等で行われているのです。
ここで登場するのが今回のメインでもある「Minecraftユーザーを狙ったランサムウェア」です。

Minecraftユーザーを狙ったランサムウェア

アカウント取引の場において、「アカウント情報が書かれたファイル」に偽装したランサムウェアをターゲットに取得・実行させるのが今回の手口です。

ランサムウェアが実行されると、コンピューター内のファイルが暗号化または書き換えられてしまい、書き換えられたファイルについては身代金を払ったとしても元には戻りません。

またこのランサムウェアは脅迫文が日本語で書かれており、日本のユーザーをターゲットにしているということがわかります。

さらに要求額が日本円で2,000円前後とランサムウェアの中では少額なのも特徴で、先述のデータが元に戻らないという点からも、身代金による利益を得ることよりもデータの破壊の方が目的かもしれません。

被害に遭わないために

善良なユーザーにとってはアカウントの取引など無縁のお話でしょうから、正直なところ気にする必要もないと言えます。

そもそも多くのゲームにおいてアカウントの売買や貸与は利用規約に違反する行為であり、Minecraftも同様です。
ランサムウェア対策以前にアカウント取引自体を止めましょう。

やむを得ない理由で別アカウントが必要になったとしても、怪しい取引などには応じず正規のルートで新しいアカウントを取得すればいいだけのことです。

また不特定多数の人間が書き込みをしている掲示板などで貼られたリンクは不用意にアクセスしないように注意してください。
ランサムウェア以外にもフィッシング詐欺などの被害に遭う可能性もあります。

あとがき

他者に一切迷惑・不利益を与えない」という完全に自己だけで完結する状況下であれば、実は裏技・チート肯定派だったりします。

例えば『ポケットモンスター 赤・緑』はバグ技でも有名ですが、当時子どもだった私もバグ技の存在を知ってからは、それらを1度も使わずにクリアしたことはほとんどありません。

今ほどインターネットが普及していなかったにも関わらず、全国の小中学生がバグ技の方法を知っていたのですから、噂の拡散力ってすごいですよね。

ゲームは楽しむために存在するというのをいつまでも忘れずに。

それではまた次回お会いしましょう。

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