こんにちは、noダーマです。
これまでも何度か実在の企業・団体を騙るフィッシング詐欺メールやSMSについてご紹介してきましたが、また新たな手口が広まっているようです。
国税庁を騙り「未納の税金があるのでお支払いください」との文面で偽のサイトに誘導し、クレジットカード情報や氏名・電話番号・メールアドレスなどを入力させる、という手法のようです。
実際にそのメールやSMSを受け取った方も数多くいるようで、河野太郎氏が注意喚起を行うほどに国はこの件を重く捉えているということになります。
今回は、実際にメールやSMSを受け取ったときに気を付けるべきポイントと、もし万が一詐欺サイトで情報を入力してしまった時の対処法について解説します。
目次
詐欺を見極めるポイント
未払い・延滞なくしっかり税金を納めている方でも、「未納の税金があります」という通知が来たらついつい信じてしまう方も少なくないでしょう。
しかしながら、これらの通知はいずれも例外なく詐欺です。
その根拠は、国税庁が「国税庁(国税局、税務署を含む)では、ショートメッセージによる案内を送信しておりません」という声明を出しているからです。
※国税庁『不審なショートメッセージやメールにご注意ください』から引用
また別視点からの根拠をお話すると、1度に送信できる文字数に制限があるSMSは重要なお知らせを送る媒体として適していません。

上記例のように、詐欺SMSは重要なお知らせのわりに文面が非常に淡泊であるのが特徴と言えます。
文章が淡泊である理由は、先に挙げた文字数制限のほか、送信者が日本人ではないのも関係してくるでしょう。
先に挙げた河野太郎氏のツイートにあるメール文面も一見すると普通の文章ですが、よく読むと若干の違和感を覚えないでしょうか。
詐欺メール・メッセージの特徴として、一部文法がおかしい部分や誤植のような文章があることが多いです。
こういうちょっとした違和感が、詐欺メールか否かを見極める重要なポイントの1つです。
もし誤って情報を入力してしまったら

まずは速やかにクレジットカード会社に停止の連絡をしましょう。
対応が遅くなればなるほど、クレジットカードを不正利用されてしまうリスクが高くなります。
その後、警察や生活センターなどに、フィッシングサイトに誤って個人情報を入力してしまった旨を相談するのが良いかと思います。
危険なのは何もせず放置することと、1人で何とかしようとすることです。
フィッシングサイトに引っかかってしまった直後は、冷静ではいられないのは仕方がありません。
ですがそういう時こそ他の誰かの力を借りることをオススメします。