こんにちは、noダーマです。
皆さんは普段、どれくらいスマートフォンを肌身離さず手元に持っているでしょうか。
自宅や職場などの屋内では、ほんの1~2分程度の離席であればスマホを置いたまま席を立つこともあるかと思います。
そして逆に持ち主が置きっぱなしにしたスマホを、あなた自身が目にすることもあるでしょう。
例えば友人や恋人、家族など気を許した相手と一緒にいる場合、お互いにそういうシチュエーションに遭遇することはそう珍しくありません。
「魔がさす」という言葉があるように、無造作に置かれた他人のスマホをつい覗いてみたいと思ったことはないでしょうか。
白状してしまうと、私はあります。
他人のスマホを勝手に見た経験がある方は実は一定数いるようで、よくある理由としては浮気・不貞の証拠を探るなどが挙げられます。
そこで今回は、他人のスマホを勝手に見ると犯罪になるのか、そして他人に見られない見られないようにする対策について解説していきます。
目次
刑法上では罪にならない

実は他人のスマホを勝手に見ることに対して、執筆時点ではそれを違法とする法律はありません。
つまり勝手に見ても犯罪にはならないということです。
ここで勘違いしないで頂きたいのは、犯罪ではないからといって勝手に見てもOKという訳ではないということです。
見られた側はけしていい気はしないですし、それがトラブルの原因にもなり得ます。
なかには「不正アクセス禁止法違反にはならないのか?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。
理由は後述しますが、勝手に見る行為自体はその法律には抵触しません。
ちなみにパスワードロックがされているスマホを勝手に解除した場合も同様です。
SNSなどに勝手にログインするのは違法

その一方でGmailやLINE、Twitter、Instagramなどを勝手に見る行為は犯罪に該当します。
パスワードを入力して勝手にログインしたり、自動保存されたものを使うといった行為は不正アクセス禁止法に違反しているためです。
ではなぜスマホの中身を見るのはセーフで、SNSなどはアウトなのか。
それは「不正アクセス」に該当するのが、インターネット通信を介して第三者のアカウント情報を無断で入力・使用することと定められているからです。
なのでスマホの中身を見ることは、不正アクセスに該当しないのです。
過去に不正アクセス禁止法について解説しておりますので、よければそちらも参考にしていただければ幸いです。
不貞・浮気調査といった明確な理由がある場合はともかく、出来心や興味本位だけで他人のスマホを勝手に見る行為は止めておくことに越したことはないでしょう。
他人に勝手に見られるのを防ぐためには
まずはしっかりスマホにしっかりとセキュリティロックをかけましょう。
ただし設定するパスワードも簡単に推測できるようなものではなく、長く複雑なものである方が好ましいです。
また最近では指紋や虹彩でロックを解除するバイオメトリクス認証が可能なスマートフォンも増えてきているため、それを施しておくとより解除がされにくくなります。
さらに身も蓋もないことを言ってしまうと、スマホを肌身離さず常に持っておくことが一番の対策方法です。
ちなみに私は自宅以外の場所(≒第三者が存在する可能性のある場所)では、どんなに短い時間の退席であっても絶対にスマホと財布は携帯します。
あとがき
皆さんが想像している以上にスマホには個人情報やプライバシーが詰まっております。
人間であれば、どんなに親しい人であっても知られたくないことの1つくらいはあるでしょう。
たまにスマホにロックをかけていない方をお見掛けしますが、自分だけは大丈夫だと思いこむのは非常に危険です。
杞憂で終わればそれに越したことはないのですから、まだもしロックをかけていないという方はスマホにロックをかけておくことをオススメします。
それではまた次回お会いしましょう。