こんにちは、noダーマです。
先日ポケモンシリーズのリメイク作品『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が発売されました。
リメイクが発表された時から多くのファンの注目を集めていた作品ですが、発売直後から現在まで今度はあまり良くない方向で注目を集めております。
それは「多数のバグが発見されている」ということ。
本来は侵入できない場所に入れるようになるありがちなものから、モンスターや道具を増殖できたり、進行上必須となる戦闘を回避できるといったゲーム自体を崩壊させかねないようなものまで見つかっているようです。

バグの多さでいうと初代ポケモンを彷彿とさせるレベルですね
特にSNSでは積極的にバグの再現方法を拡散したり、新しいバグを探すことに夢中になっている人もいるような、いわゆる「お祭り」状態になっています。
※バグが多数発見される前から主にグラフィック面で賛否両論あったようですが、それは割愛します
おそらくゲームをプレイしたことがある方ならば、大小何かしらのバグに遭遇したことはあるかと思います。
プレイヤー側からすると、発売・リリース前にバグはすべて直しておけと思うのが普通でしょう。
ここからが本題になりますが、なぜゲームはいくつものバグが発生するのか、今回はその原因についての解説です。
ちなみに大前提として、どんなプログラムでもバグは絶対に発生するものということを覚えておいてください。
人間が作るものである以上ミスや想定漏れというのは必ず起こってしまうもので、超一流と呼ばれるエンジニアでもバグを起こさないということは不可能です。
システム開発において「デバッグ」と呼ばれる、動作確認とバグの発見・修正を行う工程が必ず存在します。
端的に言うとこのデバッグでの確認不足がバグが発生してしまう原因なのですが、それにはさらにいくつかの要因が考えられます。
それではその要因を1つずつ解説していきましょう。
目次
純粋な技術不足

一番どうしようもない理由ですが、実はわりと珍しい話ではなかったりします。
ゲーム事業に参入した直後で実績もほとんどない企業が開発を担当した場合などに特にありがちなケースです。
一言で「システム開発」といっても、開発する内容によって必要な知識や技術も大きく変わるため、ただプログラムが書ければOKという話ではありません。
それゆえにノウハウがなく、出来上がったシステムのクオリティが低かったり、デバッグが不十分でバグが混在したままという事態が起こってしまうのです。
もし開発を外注する場合は、開発費をケチって下手な企業に依頼するよりも、しっかりと実績のある企業を選定することを強くオススメします。
プロジェクトの炎上

炎上してしまう理由は正直挙げるときりがないのですが、その中でも特にありがちなのが「開発の遅延」や「無茶なスケジュール」といったケースです。
その背景には人員の不足や急な仕様変更など、現場にものすごい負荷がのしかかっているため、炎上が発生してしまうのです。
たった2~3人だけで開発を行っているなんて噂を耳にしたことはないでしょうか。
当事者はまったく笑えない話ですが、ごく少数で開発を行っているなんて例は珍しくありません。
また、開発終了目前で仕様変更を求められるなんてこともありますが、これもIT業界全般でよくある話だったりします。
ゲームの発売日やリリース日が延期になったときは、まず間違いなくプロジェクトが炎上しています。
この時の現場は地獄さながらといった感じで、連日深夜まで仕事していたり、会社に寝泊まりするといったこともザラです。
ここら辺の話がIT業界がブラックと揶揄される所以かもしれませんね。
アップデートが可能になった

近年はコンシューマー用ゲームでも、インターネットを介してアップデートを行うことが可能になりました。
それゆえにバグが残っているにも関わらず、発売・リリースを最優先するといったケースが増えている気がします。
このバグは後から直せばいいやという風潮が蔓延しつつあるのも要因の1つと言えるでしょう。
アップデートに甘んじて、バグ修正をないがしろにするのは企業姿勢として問題があると言わざるを得ません。
これはあくまで私個人の意見ですが、開発者のもっとも大事な仕事は極限までバグを減らすことだと思っています。
テストを十分に行ったことが伺えるシステムは、ユーザーからも良い評価を得られるでしょう。
ぜひ今一度「いいものを作る」という気持ちを思い出してほしいと切に願っています。
あとがき
今回の記事を書くきっかけになった『ポケモン』ですが、私は初代と金・銀で止まっており、久々に剣・盾で復帰したときには変化っぷりに色々戸惑いました。
例えばタイプ相性が昔の記憶から変わっていて、まずそれを頭に入れるのに苦労した記憶があります。
対戦環境はあまりにもガチすぎて手が出せませんが、対戦動画を見るのは好きです。
個体値や性格厳選、努力値など知識としては知っているものの、私には敷居が高すぎますね。
そう考えるとウマ娘の因子厳選ってまた簡単な方なんでしょうか?
それではまた次回お会いしましょう。