こんにちは、noダーマです。
これまでサイバー攻撃の脅威と対策について何度か取り上げてきましたが、主にパソコンやスマホに関してのものでした。
しかしゲーム機もサイバー攻撃の標的にされる可能性があるのはご存知でしょうか?
「Nintendo Switch」や「Play Station5」など近年メジャーなゲーム機はインターネットへ接続する機能があります。
インターネットにつながるということは、当然サイバー攻撃の標的になり得るのです。
今回はゲーム機に潜むサイバー攻撃の脅威とその対策について解説します。
目次
- サイバー攻撃を受けた例
- ゲーム機のセキュリティ対策
サイバー攻撃を受けた例
Nintendo Switchにハッキング
マリオカートやスマブラ、あつ森など多くの名作ゲームソフトが存在する「Nintendo Switch」に対してハッキングを行ったという事例があります。
Switch本体へ侵入し、そこからオンラインショップなどで使う「ニンテンドーネットワークID」に不正にログインし個人情報が流出するという被害が起きました。
Play Station4に悪意あるメッセージを送信してクラッシュさせる
「特定の文字列を受け取ると端末がクラッシュするバグ」を利用した手口で、この悪意あるメッセージを受け取るとPS4が初期状態にリセットされることもあります。
2018年に発生した事件なので現在は改修済だと思いますが、PSNからメッセージの受信設定を「フレンドだけ」にすれば悪意あるメッセージが届く可能性は大きく減るので、今からでも設定しておくに越したことはないでしょう。
ゲーム機のセキュリティ対策
IoT機器を解説した記事でも触れた通り、ゲーム機もパソコンやスマホのような高度なセキュリティ対策を組み込むことができないのが現状です。
またパソコン、スマホ以上に低年齢層のユーザーの割合が多いため、セキュリティ対策の意識が低いのもゲーム機が狙われやすい原因の1つと言えます。
今回は「簡単」で「すぐにできる」ゲーム機のセキュリティ対策をご紹介しましょう。
ファームウェアのバージョンを最新にする
ファームウェアって何ぞや?という方のために、まずはファームウェアの説明からさせてください。
電子機器に組み込まれたコンピュータシステムを制御するためのソフトウェアをファームウェアと呼びます。
※Wikipediaより引用
簡単にいうとゲーム機を動かすためのソフトウェアのことです。
ゲーム機にもセキュリティの穴(脆弱性)が見つかることがあり、メーカー側はファームウェアのバージョンアップでその穴を塞いでいます。
ゲームのプレイ中に「ソフトウェアの更新が見つかりました」のような表示を目にしたことはないでしょうか。
プレイを中断して更新するのは面倒だと思うかもしれませんが、あなたの大切なゲーム機を守るために必要なことなのです。
更新の必要がある場合は忘れないうちに実施することをおすすめします。
使わないときは電源をOFFにする、ネットワークから切断する
IoTのときにも書いた通り、インターネットに繋ぎっぱなしという状態は非常に危険です。
知らぬ間に端末へ侵入される、といったことを防ぐためにも使わないときはゲーム機本体の電源をOFFにする、またはインターネットの切断を切っておきましょう。
インターネット接続機器用のウイルス対策ソフトを導入する
ウイルスバスター for Home Networkならルータに接続するだけで、インターネットに接続している機器をすべて脅威から守ってくれます。
ゲーム機以外にも、パソコンやスマホ、IoT機器なども有効で、インターネットに接続する機器はこれ1つあるだけで安心度が段違いです。
先ほども記載した通り、ゲーム機自身にウイルス対策ソフトを組み込むことが難しいので、ネットワーク側で対策するのは非常に有効な手段です。
あとがき
子どもの頃は友達の家に集まってみんなでワイワイ遊ぶというのが普通でしたので、顔も知らない全世界のプレイヤーとリアルタイムに対戦ができる現代の技術が本当にすごいって思います。
僕と同世代くらいの人なら、人数分のコントローラーが用意されたたまり場みたいな友達の家がありませんでしたか?
今のご時世的にはむしろ、離れた場所にいても一緒に遊べるという方が合っているのかもしれませんね。
それではまた次回お会いしましょう。